「時間を守る」感覚について

テストの前日ですが、超基本的なことに関するお話です。

将来的にテストの点数を上げたいな・良い点を取りたいなという小中学生向けです。

 

「良い点数を取るためにはどうすればいいのか?」という定番の質問です。

 

やるべきことを簡単にまとめると、以下の通りです。

・授業開始の5分前にはその授業の持ち物(教科書・ワーク・ノート・資料集等々)を

 すぐに使える状態で席について、おとなしく座っていること。

・授業が始まったら学校の先生の授業を真面目に聞くこと。言われたことを一言も聞き

 逃さない姿勢で、とにかくノートに書くこと。

・帰宅後に復習すること。分からなかったことは質問して解決し、類題演習を行い、

 本当に分かっているか確認すること。

 

公立の中学校で上記内容を真面目に実行すれば、それだけで上位集団の仲間入りです。

逆に、たったこれだけのことをやらないからテストの点数が取れないわけです。

 

そして、下位層に非常によく見られる傾向がもう一つあります。それは「時間を守る」ということを意識していないということです。学校だろうが塾だろうが、なんなら友達との待ち合わせ、部活の練習試合でも、とにかく時間スレスレor遅刻。それでいて本人は全く悪いとも感じていない様子で「ちょっと待ってよ」などと言い始め、待ってもらえないとふてくされてしまいます。

 

そういう子たちには次のような意地の悪い質問をします。

「じゃ、自分が電車に乗り遅れそうなときに『ちょっと待ってよ』って言うの?」

「運動会の100m走で、スタート直前に「今から体操服着るからちょっと待ってよ』って言うの?」

 

そうすると「それとこれとは話が違う」という返事がきますが、違いません。そういう子たちはとにかく自己中心的な行いを日常生活から繰り返しています。

もちろん、学校の授業でも同様です。起立・礼・着席のときもモタモタしていて、授業開始時に先生が話している内容など耳に入るはずがありません。

すると、大切な導入部分が「導入されていない」ために、授業内容がサッパリわかりません。その結果「○○先生って授業が下手でわかりにくい」などと言い始めます。(※まれに本当に下手なこともありますが。)

 

ここまでくると未来が見えますよね。童話のうさぎとかめよろしく、追いつければよいのですが、人間の多くは出遅れた場合にうさぎに追いつく努力をしません。

そういうわけで、スタートの出遅れは致命傷です。子供の頃の「たった5分」に対する意識の違いが、その先高校・大学・社会人、ずっと影響します。授業開始時間に授業準備を済ませて着席していること、そんなに難しいことじゃないでしょう?当たり前のことを当たり前にやってから「成績」どうこうの話をしましょうね。