夏期講習もゴールが見えてくる時期となりました。
小中学生たちの演習レベルもグングン上昇してきています。そんな中、小6国語の文章で
「1つ6銭だよ」という台詞が出てきた時のことです。
「先生、『銭』ってなんですか?何円のことですか?」
という質問を受けました。昔の日本のお金の単位であることを伝えましたが、今一つイメージがわかない様子だったので、作品の年代にあわせて価値を調べてみると、1銭であんぱんが1つ買えるくらいのイメージと分かりました。そして100銭が約1円ということも分かってきました。
そのあたりのことを伝えると、
「うおぉぉ!すっげぇ!じゃあ僕ら今なら国家予算くらい持ってることになるやん‼」
と言って大喜びです。
生徒さんは大喜びでしたが、実はこちらも大喜びでした。というのも、生徒さんが知らないことをスッと質問できる環境であることが感じられましたし、算数の単位の換算もよくできている上に、日本の国家予算を小6の生徒さんが知っているという新鮮な驚きまで与えられたからです。国家予算というワードを知らない中学生の生徒さんも多いでしょうに、小学生にしてそれをネタにできる瞬発力。
こういう瞬間って塾屋をやっていて良かったなぁと感じます。同業者さんにしか通じない喜びかもしれませんが。
夏期講習も残り少なくなってきましたが、さらに演習レベルを上げつつ楽しんでもらいたいですね。
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