今の「中1英語」の教科書って難しい?

巷でよく言われている「中1英語教科書」問題ですが、多くの保護者様が

 

「教科書が『難しくなった』とは聞いている

けれど、何が難しくなったの?」

 

と感じておられるそうです。ネットニュースでも頻繁に目にしますし、同志会の入塾面談でもよく話題に上がります。で、具体的に以前の教科書と何が異なるか?ということを簡単に説明させていただきますね。大雑把に言うと、下記の2点です。

①単語数が多くなった

②文法が詰め込まれた感

 

①単語数について

中3までに覚えるべき単語数が以前の教科書の約2倍になっています。(以前は1100~1300語で、現在は2000~2300語。教科書の出版社によって多少の差はあります。)

ただし、約2倍と言っても小学校の授業である程度の語数は学習している(という設定になっている)ので、小学校時代にまともに授業内容をこなしてきていれば、さほど問題はない(かもしれません)です。小学校時代に単語テスト等をまともにやってきていないとお手上げかもしれませんが。

 

②文法の詰め込みについて

確かに、中1のUnit1の中にbe動詞と一般動詞が登場するので、スッと理解できる生徒さんと、そうではない生徒さんの差が激しく出る様子です。

ただ、これも以前は1学期期末テスト(一般動詞や複数形の登場)や、2学期のテスト(3人称の登場)でつまずいていた層が単にUnit1でつまずくことになっただけです。

※塾屋としては「教科書難しくなってますよ~。さぁ、塾に入ってロケットスタートを切りましょうね~」とか営業トークをした方が良いのでしょうが、ウチに通っていただいている生徒さんには不要な営業トークなので、火の玉ストレートで書いております。

 

もし、小学校の英語の授業で単語テスト等をやっていなかったり、そもそも「単語を書く」という行為をほとんどやってきていない場合には練習が必要かもしれませんね。

 

最近のお問合せでよく質問をいただく内容についての回答でした。