大学入試はサバイバルレースみたいなもの

「一般入試」での大学入試についてのお話ですが、基本的には正しい方向性の努力を継続できた人が勝つレースです。(このご時世なので、健康面での運不運はあるかもしれませんが。)

 

浪人生活という裏技を使わない限り、大学入試までの残り時間は全員同じです。にもかかわらず、その残り時間の使い方は千差万別。

 

なにぶん私の仕事が仕事なので、保護者様が口酸っぱくおっしゃる「勉強しなさい」を具体的に何をどれくらいやるべきなのかを生徒さんたちに伝えることになるのですが、そこで素直に行動に移すことができる生徒さんと、なかなか実行できない生徒さんがいらっしゃいます。

 

至極当然のことですが、後者の生徒さんたちは高確率で大学入試で失敗します。

 

「今はやるべきことをやっていないけれど、試験だけは上手くいきます。」

 

などと考えている脳ミソお花畑状態なんですから、入試の問題が解けるわけはありません。教室の先輩たちがどれくらい勉強していたか知らないはずはないですよね?

 

平日は高校の授業終わりに自習室に来て、2時間くらい勉強してから夕飯を食べに帰り、

その後もう一度自習室に来て閉店時間まで自習。土日祝日で学校の課外授業や模試がなければ9~22時の間、食事タイムを除いてずっと。

 

それこそ、その努力に対して「無理しすぎないでくれよ~」とこちらが思うくらいです。

高3受験生専用席のイスだけがちょっとイイのは、先輩たちから座りっぱなしで腰が痛くなるという話を聞いたからです。

 

雨が降ってるから、とか文化祭の打ち上げが、とか。「留年した大学生の一般教養科目サボり口実」レベルの理由で学習量にムラが出るとかホントにやめてくださいね。

 

「今日はやる気が出ない」とか、人間誰でもあるとは思いますよ。でもね、教室でも何度も言っていますが、自分の家で保護者様が「今日はやる気ねぇから有給使って昼間っから酒飲んでダラダラするぞ」なんて場面見たことないでしょう?

 

もう一度書いておきますね。入試までの残り時間は全員同じです。ただ、その使い方は千差万別です。したがってその結果も千差万別。