3月末、春期講習も第1タームが本日終了となります。来週の第2タームが終了すると、いよいよ新年度・新学年がスタートします。(塾内では3月1日からスタートしています)
そこで、毎年同じようなことを書いている気もしますが、中学入学・高校入学時に大切なことじゃないかな?と感じていることをつらつらと書いていこうと思います。
(春期講習の忙しさを理由に更新をサボっていたところ、塾生さんからブログ更新遅くないですか?仕事してますか?というお言葉をいただきました。ありがとうございます。このコーナーを楽しんでくれていることが分かると、私も嬉しい限りです。また私が更新をサボらない程度に鞭を入れてくださいな。)
今回は中学生(の保護者様)向けです。
さて、中学入学時に大体70%の方が何かしらの習い事をされているというデータもある時代です。(塾通いは地域にもよりますが60%~90%(!))
「友達の○○君が塾に行っているから、自分も塾に行こうかな?」
「△△さんも塾に行っているから、ウチの子も塾に行かせようかな?」
というライトな感覚で塾通いをスタートされる方も多い時期です。スタートのきっかけは様々ですが、ここで親子の認識が食い違うと、後々まで修復しがたい亀裂が入ること必定です。
お子さんからすれば、自由な時間を奪われてまで勉強をさせられる。
保護者様からすれば、多大なお金をかけているにもかかわらずダラダラする我が子。
日本全国津々浦々、日々どこかで発生し続ける問題です。この問題を回避するためには、最初から目標設定を詳細に行うことが必要です。
上記の例では、お子さんからすれば、
「わざわざ自由時間を削ってまで塾に通ってあげている自分。エライ!」の気持ちが強いので、家ではぐったりしたい。「なのに、なのに親がグダグダ言うからやる気がなくなったじゃないか!」
保護者様からすれば、
「わざわざお金を払って塾通いさせてあげて、あまつさえ送迎までしてご飯の時間・お風呂の時間まで調整してあげているのに、リビングでこの体たらく!頭にきた!」
という状況ですね。
中学に上がったばかりの生徒さんは気持ち的には小学生のままで、いきなり中学の生活リズムに放り込まれて体力的にも精神的にもすり減っていることも多く、この時期に保護者様に対して酷い言葉づかいをすることが多いと聞いています。単純に経験値が少ないので心に余裕がない状況なので、ある程度はやむを得ないかもしれません。(決して肯定するわけではないですが、「よくあること」という認識です。)
保護者様からすれば「もう中学生なのに、ウチの子大丈夫かしら?」という焦りもあってキツイ言葉を使ってしまうこともあるようです。
こんなすれ違いは悲しいだけなので、何か習い事を始める場合には親子で約束事を明文化しておくといいですね。特に、現実的な約束事が理想的です。
会社の営業ノルマが昨対比純利200%なんて書かれていたら社員はいなくなりそうですよね?
でも、1日○○本の電話・△件のアポなど具体的な数値でギリギリクリアできそう、かつ他の先輩社員が実行できている内容ならば多くの人が実行しますよね。
学校の勉強に関しては答えが決まっていて、習得しなければいけない期限もほぼ一定です。なので、中1になるタイミングで大人サイドが営業計画書もとい勉強計画書を作成してあげるとスムーズです。そこで、計画書作成が面倒だったり、不得意だったりする場合には外注(=塾・家庭教師)にすれば良いと思います。(いざ計画が走り出してから修正が必要な場合にも外部スタッフを追加する作戦もアリかと思います。)
※)なお、これまでの生徒さん達の傾向から、スマホの契約内容・switchの課金など、時間とお金が関係することは徹底的に決めておくことが円滑な中学生活のスタートにつながりるようです。スマホの使用時間と学力テストの結果は見事に反比例するという研究結果も多数発表されていますので、「中学生のスマホ」については細心の注意が必要です。
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