なんで勉強しないといけないの?

新学期スタートの慌ただしさも少しずつ落ち着いてきた時期でしょうか。最近は生徒から

 

「ゴールデンウィークの塾の休みってまだ~?」

 

など質問されるようになってきました。楽しみなのはわかりますけどね。1か月後(連休で授業がぬけることを考えると実質3週間後)には中間テストがやってくるわけですよ。

 

受験生でなければ宿題さえ真面目にやってくれれば、適度に楽しんでくれればいいとは思います。人間、休憩は必要ですからね。

 

ただし、毎年連休明けにモチベーションだだ下がりで教室に来る人が何人か発生します。で、そういう人たちの言うことがタイトルの

 

「なんで勉強しないといけないの?」

 

という台詞なんです。(表現に違いはありますが、要約するとこうなります。)

今年はこの問題に対して先手を打っておこうと思います。

 

過去の偉人たちのことばより

 

「幸福になれるチャンスがあったところで、それを活用できる頭がなければどうしようも ない」

 

このことばにもう少し付け加えるならば、「そのチャンスに気づくことさえできない」

かもしれませんね。

 

同志会は「テストで点数を取る」トレーニングを行うジムみたいなもので、本当に勉強するということとはかけ離れています。目標とするところに向けて反復練習を行い、必要な練習・不要な練習をはっきりさせるという点においては「勉強」に近いのかもしれませんが。

 

ただ、塾生に知っておいてもらいたいのは、勉強(っぽいことを)することによって、例えばスポーツの練習でも効率的な練習を考えたり、試合でも有効なプレーは何か考えたりすることができるようになる可能性が増えるということです。

 

生まれつき飛びぬけた身体能力を持っていても、効果的なトレーニングを行うことなく我流で押し進めると、近い将来限界が訪れるでしょう。そこで自分には何が足りないのか分析することができるか、弱点を改善することができるか、という点が「勉強」ではないでしょうか。それまでの人生でまともに勉強したことがないと、情報を正確に分析することができず、結果として上手くいかないことになるでしょう。

 

 

なお、ここからは猛毒ですが

 

スポーツでも芸術でも、頑張ってやっていく内容は何でもいいけれど、義務教育における学習内容くらいで真面目にやれない人間が、社会に出て真面目に仕事をやれるなんて思わないでね。それくらいのことをサボるような人間が会社でまともに仕事するわけがないから。(いや、中にはいますよ?中学の頃はサボりまくっていたのに、今はバリバリ仕事している人も。ただね、そういう人に出会うのって宝くじ1等賞レベルの確率ですから。)

 

せっかくの連休、勉強ばかりじゃつまらない。でも遊んでばかりじゃもったいない。

あ、昔の人が言ってますね。

「よく学び、よく遊べ。」