同志会は「理数系専門」という名前の通り、中学生コースからは理数系科目しか授業が
ありません。
しかし、最近は半ば強制的に「国語の演習」を実施しています。
というのも、国語が苦手な彼らは、せっかく理数系科目でマークした高得点部分を、国・社(特に国語)で台無しにしてしまうようになってきたからです。
ちなみに「苦手」でも練習を積むことで、レベルアップをはかる彼らのことは全力で応援させてもらいます。ウチは頑張る人はとことん応援する教室ですからね。
※なお、国語が「苦手」と「できない」にはマリアナ海溝よりも深い溝があります。
国語が「できない」生徒の共通項として、以下のことが挙げられます。
①日本語の語彙が極端に少ない。
②話すときに主語がない。
③話すときに目的語がない。
④質問に答えない。
①について
同年代の子供と比べると極端に語彙が少ないです。慣用句や四字熟語など壊滅的です。
さらに細かく言うと、彼らは未知のことばに出会ったとき「絶対に」調べません。
知ろうという気がないことが多いです。
過酷なレベルになってくると「8日(ようか)」を「はちにち」、「6日(むいか)」を「ろくにち」としか読めません。
そして、「ようか」と発音した人に対して「どうしてそんな分かりにくい言い方をするんだ」などと言い始めます。
②について
彼らと話していても「誰が」という部分がないため、だれの話をしているかを確認しないと会話が成立しません。
③について
②同様に、目的語がないため彼らの話す内容が理解できません。
④について
ここは学校のテストにも大きく影響してくるパートです。彼らの特徴として、まず
質問に答えません。(もちろん、彼ら自身では「正しく答えた」つもりですが。)
例として以下のようなものがあります。
「次の中から正しいものをア~オの中から1つ選びなさい」という問いに対して
・「③」(ア~オというカタカナを無視)
・「ア・ウ」(1つという指示を無視)
・「聖徳太子」(ア~オというカタカナを無視)
という、一般的に見てあり得ないことが、彼らには日常です。
一事が万事この調子なので、なかなかすぐには上達しません。何より難しいのは
彼らは「自分が正しい」という前提を持っていることです。
ここでこちらからの注意や指摘に耳を貸してくれる場合は「できない」から「苦手」に急浮上する可能性があります。
逆に、耳を貸してもらえない場合は、同志会は理数系専門のため、そこまで高度な国語指導術を有しておりません。申し訳ないですが国語専門塾さんを探してもらう必要があります。
理数系専門塾が「国語専門塾」を勧めるという訳の分からない記事となってしまいましたが、国語ができないと本当にどの科目もできなくなってしまいますからね。常日頃からの
練習が本当に大切ですよね。
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