「先生って何で勉強してるんですか?面白いんですか?」
という生徒からの素朴な疑問に答えようと思います。
「勉強が楽しいか」については、はるか昔から議論され続けている気がします。
個人的には純粋に楽しいわけではなく、勉強ができるようになった結果として見えてくる世界が楽しいのではないかと考えています。
例えば、国語の表現技法をいくつか学んだところで「うぉぉ!擬人法すげぇ~!!」
という子供さんは皆無でしょう。それどころか、「漢字難しいなぁ。次は倒置法?」
といった感想がほとんどでしょう。
しかし、ふと小説を読んでいるときに「あ、これはこういう表現技法か。」と気が付くと
楽しくなるわけです。(ま、ホントに勉強していないと表現技法に気づかないどころか
そもそも本を読まないですし、さらにひどいと活字全般読まないですけどね。)
これもあくまで私見ですが、中学までは義務教育ですから、日本で生きていくために
最低限のことをなぞっているに過ぎないはずです。従って、そこまでの範囲で「楽しい」「楽しくない」といった判断はしない方が良いのではないか、と。
そこから先、高校・大学・大学院・研究施設と進むにつれて自分が「楽しい」と言える
ことを探すための土台を作っている時期だ、くらいの感覚でいいのではないでしょうか。
また、そこから先に行くつもりがない人にとっては、これから仕事をするにあたって
最低限必要なことを「仕事の準備」として渋々やっていけばいいのではないでしょうか。
世の中の大人たちを見れば「会社が楽しくて仕方ない」なんて人はレアですからね。
別に楽しくなくても、やらなければいけないからやっているわけです。
ちなみに私はレアで☆5レベルですかね。教室開けるのが結構好きなんです。ただ、
若干体力が続かないので週休二日欲しいなぁ、なんて思ったりしていますが。
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