今日は塾とは全く無関係です。
某県の中学、部活指導にて生徒が校舎周り80周(約18キロ)を走るように指導を受け、
その途中で倒れているのを発見された件について。
まず、この生徒さんが無事回復に向かっていることはなによりです。
私の時代にはまだ体罰もそこそこ残っていたので、こういう罰走やペナルティとしての
筋トレも結構記憶に残っています。
大体の理由は「稽古に気合が入っていない」やら「気合が足りん」といった精神論的な
ところでした。
(ちなみに私は体罰自体は否定しませんが、精神論が好きではありません。)
監督に「腕立て×100!」やら「スクワット×100!」と言われ、渋々こなしていた
ことを鮮明に記憶しています。
ただ、その記憶にあるのは、監督が柔道場の中央付近でパイプ椅子に座り、稽古に
目を光らせながらも「竹内~、まだ終わらんか!」と頻繁に声をかけていた日常です。
当時は「くそ~、なんて厳しい(面倒な)監督なんだ!」くらいに思っていたのですが
よくよく考えてみると、こちらの様子を気にかけてくれていたんですよね。
(当時は監督の意図を全く理解しておらず、どれだけ監督に迷惑をおかけしたことで
しょうか。)
さてさて、今回の中学生の件ですが、顧問の先生は何をしてみえたのでしょうか。
トレーニングの一環としてランメニューが採用されたということは分かります。
ただ、この暑い時期に屋外を18キロも走らせるのですから、当然様子を確認する
べきでしょう。
今回、倒れている生徒を発見したのが工事の業者さんというのは何故なのでしょう。
校舎の周りを走っているのですから、一定時間たっても生徒が姿を見せなければ異変を
察知するべきではないでしょうか。
基本的に部活動での「指導」(という名称のもと行われる命令)に関して、生徒側には
「はい」か"YES"の2択しかありません。(どこのブラック企業でしょうか。)
「そんなことは無理だ」と思っていても、先生からの「指導」には多くの人が「はい」
と答えざるを得ません。
もし、今回のようなケースで重篤な症状になってしまっていたら、どのような責任の取り方をするつもりだったのでしょうか。そもそも責任を取ることができるのでしょうか。
気温の高さや運動の強度から考えて、生徒が倒れることは十分に予見可能な内容であり、
その監督を怠っていたと考えるのは私だけなのでしょうか。
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