中学生の学年末テストも終わり、テスト返しが始まっています。
そんな時期だからこそ、この話です。
「結局、成績が上がる人と上がらない人の違いは何か?」
生まれ持った適性によって、伸びやすい科目・伸びが鈍い科目があるのは
多少やむを得ないところではありますが、中学生くらいではそれほど差がつかない
はずなのです。・・・が、テストの得点を見ると激しい差があるのが現実です。
この業界で10年程度の若造が言うと諸先輩方からお𠮟りを受けるかもしれませんが、
あえて書いておこうと思います。
概して、伸びる人は素直に指示を実行し、遅刻・欠席・忘れ物が少ないです。
「なんだ、それくらいのことか。」と言われてしまうかもしれませんが、
成績上位層の人たちは素直に指示を守り、時間も正確に行動してくれます。
逆に、成績がパッとしない人ほど、様々な理由(=屁理屈)をつけて、やるべきこと、
やらなくてはならないことをやりません。
また、こちらの指示に対して
「でも、なんでそんなことやらなきゃいけないの?」
「それやるの?でも、めんどくせぇなぁ。」
「でも、忙しいからできないよ(ゲームで忙しい)」
といった言葉が最初に出てきます。彼らの言葉に多く含まれるフレーズは
「いや・でも・だって」
この言葉です。そして、とにかく忘れ物が多い。宿題やテキスト、ノートに筆記用具。
年間で数えたらいったい何十回忘れるんだろう、というくらい忘れ物をします。
彼らには自覚症状がないことがほとんどなので、試しにカウントしてあげると
「いや、オレ(私)そんなに忘れてないし。」
などと言い始めます。過去には、忘れ物回数チェック表を作成してカウントしたものを
見せた直後に破り捨てた猛者もいました。だいたいサボっているから詰められる訳ですが、彼らは「絶対に自分は悪くない」という謎のオーラをまとっています。
成績を上げたいと思うならば、教科担当者であれ、部活動の顧問の先生であれ、
指導者の指示を素直に守り、時間厳守で忘れ物を0にすること。
これだけで塾の月謝が不要になるかもしれません。
(自分の首を絞めている気がしますが、公立の中学生で学年20~30番程度で
よいならば、これだけで十分かもしれません。)
かなり過激な内容を書いてきましたが、この3年程度の様子を見ていても江南や
西春レベルの高校に進学された生徒さんを見ていると、やはり遅刻・欠席・忘れ物は
皆無に等しいレベルです。
例えば、忘れ物の回数は中学校3年間で忘れ物0回~1回の人がほとんどです。
欠席もインフルエンザによる出席停止くらいです。
遅刻は病院での怪我の治療が長引いたケースくらいです。
上位にいる人たちは当たり前のことを当たり前にこなしている
当たり前のことをどのように扱っているか、が分かれ目の1つかもしれません。
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