以前中1編を書いてから、かなりの時間が経過してしまいました。
今回は中2数学編です。
1年生の間はなんとか乗り切ってきたものの、2年生になってからは成績は下降線。
2学期は壊滅的。そんなパターンを多数見てきました。
「で、対策は?」
と、よく言われますが、2年生の時点で数学の成績がパッとしない人に共通な
特徴があります。
・計算が遅い。
・簡単な計算でも筆算を使いたがる。(よって、計算が遅い。)
・小数や分数の基本的な扱い方が分かっていない。
他にも細かな点はありますが、とにかく「遅いこと」がほとんどです。
以前、雇われ講師の時代に9+4を筆算した生徒に出くわしましたが、完全に
ムダですよね。当人曰く、「繰り上がりの間違いを防ぐためです」だそうですが
そんなことをしていれば、当然学校の授業についていけるはずはありません。
単純作業に時間を使ってしまい、思考する時間を失う。結果、先生の解説を赤ペンで
丸写しして終了。内容を理解することもなくテスト前にワーク類も丸写しして終了。
そしてテスト後に言うのです。
「あんなに勉強したのに数学ができない。」
いやいやいや、勉強なんて1ミクロンもしてませんけどね。単に質の悪いコピー機に
なっていただけですから。
さて、余計なことを書いてしまいましたが、公立の中学生レベルのテストであれば
1にも2にも計算力です。平均点に満たない生徒さんは計算問題すら満足に解けません。
本人たちは「ちょっとしたミス」と言いますが、普通間違えるはずがないところで
間違えている自覚がないのです。(または認めたくないだけ?)
ということで、現時点で平均点未満であれば、1か月に1200~1500問程度計算練習を
するべきです。正負の数・文字式・方程式などをローテーションでやるといいです。
毎日40~50問やれば「自分が何をできないか」くらいはつかめます。それをつかんだら
できていない単元だけ練習すれば、より効果的です。
なお、50問であれば20~25分が目安です。それより遅いと練習というよりはダラダラと
ヒマつぶししているのと変わらないですから。
計算練習が完璧(正答率95%以上をキープ)になったら、これまでの定期テストを
解きなおし、分からない文章題を指導者に解説してもらい、解き方を他人に解説できる
レベルに達するまで反復練習するとよいでしょう。
そうすれば、学校のテストで80点を下回ることはほとんどありません。
(まれに入試問題などの難問が出題されることもあるので、絶対とは言えませんが。)
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