これまでに何回も同じテーマで書いていますが、テストに関するお話です。
学年末テストは様々な中学・高校のテスト期間が集中するため、同志会の
教室も(ほぼ)満席となっています。この点に関しては2階の改装が当初の
予定よりも大幅に遅れており、ご迷惑をおかけしています。申し訳ありません。
さて、みんながテストに向けて演習を積んでいると、今回も聞こえてきました。
①「○○さんは頭がイイから。勉強してないのに成績いいんだよ。」
②「気合でがんばるしかないわ。」
まず①に関して。
ほぼ毎回同じことを書いていますが、その○○さんは
「勉強してないよー。」というふうに返事をしていたのかもしれませんが、
正確には「いつもどおりの勉強しかしていないよー。」ということだと思われます。
日頃からコツコツと努力を継続している人たちは「テスト前だから特別に勉強」など
する必要がないのです。彼ら・彼女らの日々の努力の積み重ねを考えずに
「頭がイイ」というのは失礼です。
そんなことを考えているヒマがあれば、1問でも多くの問題演習を行うべきです。
次に②に関して。
私は授業中にも何度も同じ話をしていますが、あえてここでも書きますね。
「気合」とか「やる気」なんていう不確かであいまいな言葉でごまかさないでください。
自分が評価されるテストを前にして、「まったくやる気ないわ~」なんて人の方が
珍しいんです。みんなそれなりに「気合」やら「やる気」はあるんです。
問題は、その気合やら何やらに「具体性は存在するのか」という点です。
例えば
「自分は前回のテストで計算ミスが3つあった。そのためにテストは85点だった。
だから今回は計算ミスを0にして90点以上をとるため、頑張って毎日50問ずつ
計算練習をする!」
こういった具体的数値を示したやる気は非常に良いものと考えられます。
我々の業界でも入試が終わると結果報告会と言う名の反省会が行われる会社があります(ほとんどの会社でやっているはずです)が、その場において
「指導に甘さがあったのが今年度の敗因です。来年度はしっかり気を引き締めて指導にあたります。」
なんて寝言をほざく輩がおります。こういった輩は9割近い確率で3年以内に会社を去ることになります。「しっかり」などという、まやかしの言葉で逃げ場を作っているようでは成長は望めません。まれにそんな輩が居座っている会社もありますが、結果はお察しの通りですね。そもそも、受験生には基本的に「来年度」など存在していないのですから。
中学生のウチから目標達成には何が必要で、そのための準備は何を優先すべきか、
そして結果はどうであったか。反省点はなかったか。といったことを意識して練習
しておくといいですね。
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