期末テストが近づき、中学生・高校生であふれる教室になってきました。
自分のお気に入りの座席を早々にキープし、集中して勉強している人、ちょろちょろ
動き回って注意される人、さまざまです。
ただ、1つ共通して言えるのは「同じ時間を使っているということ」であり、また
それにもかかわらず、進度に差が出てくるという点は注目に値します。
(個人の性格による解答スピードの差もありますが)基本的には日ごろから練習を
している人の方が進みは速いです。それを見て「できる子はいいなぁ」と思うのは
自由です。が、その「できる子」は普段から努力をしているのです。
例えば、帰宅後夕飯までに15分ぐらいあるとします。ここでの行動は大きく
2つに分かれます。
①休憩する。(気が付いたら15分経過していた、という人もこちら。)
②学校の宿題を終わらせる。(スクールライフを書く、という人もこちら。)
今まで私が出会ってきた「できる」と言われる生徒さんは圧倒的に②のタイプが
多いです。これを見て
「なんだ、たった15分の差じゃん?テスト前にやれば楽勝だよ!」
と思ってしまった人はかなり危険です。
こういった細切れの時間は1日に何回か発生します。(お風呂の順番待ちなど。)
仮に1日2回=30分とすると、1カ月(30日)で15時間、1年で180時間の差が付きます。
これを中学校3年間で考えると、540時間の差になります。
当然、追いつくわけがありません。むしろ、差は広がる一方でしょう。
テスト前の勉強も大切ですが、日ごろのコツコツとした積み重ねも果てしなく大切です。
塾生全員から「珍しくまともなこと言ってるじゃないの?」と言われてしまいそうですが、たまには私もまともなことを言いますから。
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