同志会では基本的には公立中学校の2週間分を先取りするペースで授業を
進めています。が、ここ数年、公立中学の授業ペースが全然安定しない様子です。
特に理科・社会。
理科に関しては、1年生の地層が2年生1学期の中間に持越しになり、
2年生の湿度の問題が3年生の1学期中間に、そして3年生の天体や環境は
私立高校入試前後になっています。
「卒業までに学習すればいい」という考えを全否定するつもりはありませんが、
入試で困るのは生徒です。
教科書のページ数は改定がない限り変化するものではないのだから、年度初めに
年間予定を作り上げておけば、それほどブレが生じることもないと思います。
どうしてこんなことを書いているかと言いますと、最近心配で仕方がない
熊野中2年生の理科・社会のテスト範囲表を見て愕然としたからです。
まずは理科。
去年のテスト範囲はP46~90
今年のテスト範囲はP28~51
軽く40ページほど遅れていますが、教科書内容を終えるつもりはありますか?
続いて社会。
去年のテスト範囲は歴史P96~145 地理P138~153
今年のテスト範囲は歴史P94~113 地理P76~117
歴史だけで約30ページ遅れ、地理に関しては去年のテスト範囲に入ってさえいない。
ちょっと酷すぎではないでしょうか。おそらく、どこかの単元をハイスピードで
「やったこと」としてサラッと流すつもりなのでしょうが、学習内容の定着度合いは
お察しの通りでしょう。
他の数学・英語・国語のテスト範囲はおおよそ昨年と変化がないので、生徒側の
問題ということはなさそうです。教科主任や学校長は何故この状況を黙認されて
いるのか、甚だ疑問です。
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ぜひ、当事者からご意見をいただきたいところです。
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