精神論?

期末テストの結果も出そろってきました。

当たり前ですが、「良かった」「悪かった」「前と同じくらい」など、結果を

見ることになったと思います。


良い結果の人は「取り組み方が良かった」はずなので、次回も同じように頑張れば

よいはずです。

悪い結果の人は「取り組み方に何か問題があった」はずなので、次回までにその問題点を探し出して改善すればよいだけです。

 

ここでやってはいけないのは、「次はもっと気合をいれてがんばる」といった

一見それっぽいことを言っているが、実際には何をするか不明な目標を立ててしまう

ことです。

 

もちろん、やる気を出して積極的に取り組むことは大切です。

が、こういった気合重視の方々の多くがテストは「やる気を確認するものではない」

ということを理解していない様子です。

 

テストは各単元の理解度を確認するものなので、やるべきことはテスト範囲の問題を全て解き、分からない問題を質問し、理解すること、そして、自力で解けるようにすること

です。

 

昔、どこぞで聞いた迷言集

「2学期の期末テストは大切だから、むっちゃ気合入れていけよ!がんばれよ!」

「お前らがいい点取れるように、俺も教室からを送ってるからな!!」

なんてモノがありました。

 

当時の私は、

「そんなエスパーみたいな特殊能力をマスターする前に、中3数学の質問に

答えられる程度の学力を身につけたほうがいいんじゃないの?

と思って笑いをこらえるのに必死でした。

念でいい点を取れるなら、そりゃ誰でも第一志望に合格ですな。いやぁ、すばらしい。

 

残念ながら私にはそんな特殊能力はないので、生徒の皆さんに3回、4回…と

反復演習をしてもらい、実力を高めてもらうことにしています。